「世界一の品質」をどう守るか。飛躍的な発展を遂げたバラ産業は、この難題を解決するために1927年「ブルガリア国立バラ研究所」を設立。その年に生産したすべてのローズオイルをここに集荷し、偽造防止と品質管理・維持を司る機関としました。次いで1944年には、農業用地と共にバラ畑を接収し、ローズオイル、ローズウオーターの生産をすべて国営化します。その象徴として1951年には、バラを摘む女性が描かれた50レバ紙幣も発行。こうした英知と情熱による見事な国策は、生産量とクオリティを向上させ”バラの国ブルガリア“の名を世界に轟かせました。
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