高温と乾燥が続いた春の気候の影響で4月中旬から始まった今年のバラの収穫。稀に見る収穫の速さが懸念材料となっていたバラ畑では、5月に入ると冷涼な気温となり、雨量も増えて落ち着きを取り戻しました。その結果、息を吹き返したように鮮やかに咲き誇るバラ畑での収穫は、6月中旬まで57日間にもわたりました。栽培農家の人々は、充分な香気を含んだ歩留まりの良い花に大満足、シーズンを通じで良好な収穫となっています。
花価は昨年と比べて少し上向き、収穫量は例年並みとなりましたが燃料費の高騰、人手不足による労賃の値上がり、それに伴う畑の維持管理費用の値上がりは続いており、最終的にローズオイルの価格にどう影響するかは秋に出る統計待ちとなります。
ローズオイルの価格についての詳細は、秋からの本格商談結果を把握し10月のレポートにてお伝えいたします。